すべての積読は一冊の本から始まる。
瀬戸内海から日本海へ回って目にする伯耆富士である鳥取大山を見て主人公は何を思ったか?
長編は名家である本陣で起こった密室殺人、短編は黒猫亭で起こった首なし殺人事件
黒髪の自分は金髪に理由のないときめきを覚えるけど、それをピアノ曲に託した作曲家のこと
「ロング・グッドバイ」との相似形を感じ既読感を拭えなかったけど、愛しい女は善か悪か?
カチカチ山でウサギに敵討ちをされるほどタヌキは悪者か?
作品内で語れる今も現代からみればもはや昔、もっと食べることを大切にしたい
大阪らしい大阪が似合う短編集、著者の長編が読めないのが残念
映画「パルプ・フィクション」が有名だけどパルプ小説は蔑ろにできない
冒頭「アメリカが清らかだったことはかつて一度もない」の言い切りがエルロイの犯罪小説の力強さを期待させる
谷崎45歳ごろの意欲作品たちだけど構成も複雑でテーマも盛り込み過ぎでもっとじっくり読みたい
フォークシンガー訳による仏独を旅した紀行文とスナップ写真で気軽に楽しめる
作品として残ったものに星野道夫氏の思いが感じられるのは幸せなことだ