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木山捷平(きやましょうへい)
人生に流される感じがいい。岡山県というイメージが強い作家であるが実は杉並区ともゆかりが深かったりする。
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「山の音」川端康成
「敗戦日本人の哀しみ」を描いた作品として
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「貴三郎一代」有馬頼義
文学作品としてはやや物足りないけど、映画化となれば盛りだくさん!
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「遺書配達人」有馬頼義
旧・筑後国久留米藩主有馬家の第16代当主による反戦小説。
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「わが町・新宿」田辺茂一
新宿”大”再開発を控えて紀伊國屋書店創業者のエッセイ!
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「信長」坂口安吾
「キチガイ」と「バカ」が連呼しすぎだけど著者の理想とする信長かなと
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「歩く影たち」開高健
開高健が追い求めた、東南アジアと血生臭、そして官能は何だったのだろう?
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「白痴」坂口安吾
安吾作品が人間の本能に訴えてくる
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「堕落論」坂口安吾
すでに自分は堕ち気味な人生だけに、安吾氏の意見は当然過ぎて記憶に残っていなかった(かも)
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「心霊殺人事件」坂口安吾
大きな荷物に秘密があった!無頼派作家による本格推理短編集。
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「犬神家の一族」横溝正史
市川崑監督、1976年版と2006年版の比較も楽しめる音羽屋ゆかりの横溝作品
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「悪魔が来りて笛を吹く」横溝正史
昭和初期の有閑富裕層の成れの果ての救いがたい事件と言い切ってよいのだろうか?
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「七時間半」獅子文六
物足りないほどに隙のない獅子文六氏の小説
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「金閣寺」三島由紀夫
読んでいて心のこりは重くなったけど「三島由紀夫」の小説だなと
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「本陣殺人事件」横溝正史
長編は名家である本陣で起こった密室殺人、短編は黒猫亭で起こった首なし殺人事件
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「お伽草紙」太宰治
カチカチ山でウサギに敵討ちをされるほどタヌキは悪者か?
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「斜陽」太宰治
あまりにも有名な没落物語だけど自意識過剰で共感できない。
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「夕べの雲」庄野潤三
2021年まで年2回公開される小説家・庄野潤三氏「山の上の家」に鎮座する備前焼きの甕をとくと眺めてみることは…。
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「円朝」小島政二郎
歌舞伎や浮世絵でも目にする機会が多い『真景累ヶ淵』『怪談乳房榎』など、古典落語を知りたい!ということで、まずは三遊亭圓朝から始めてみた。
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「杏つ子」室生犀星
長年きっかけをつかめなかった金沢三文豪の一人「室生犀星」の世界をようやく読了することができた。女性への思いが強い作家の背負っていたものは…
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「桜の森の満開の下」坂口安吾
安吾が目にした「桜の満開時、東京大空襲の死者たちを上野の山に集めて焼いた」光景に発想を得たらしい「桜の森の満開の下」はやっぱり人間の狂気なんだろうなと。
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「美しい星」三島由紀夫
「桐島、部活やめるってよ」吉田大八監督が映画化、三島氏の意外な作品を受け入れられるか?
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「コーヒーと恋愛 」獅子文六
曽我部恵一氏解説、昭和30年代の新鮮な小説と思った「コーヒーと恋愛」獅子文六(ちくま文庫)は、自分にとって親近感ある地域を舞台にストーリーは展開
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「きもの」幸田文
着物を介在して人生や人間関係を描く幸田文の「きもの」を読みつつ、現在では自分なりに好きに素敵に着物を着てよいと思う。