カレーを食べに行ってみると
大岩食堂は西荻窪駅南口すぐにある、日本人マスターが作るインドカレーのお店です。
マスターのチキンビリヤニ最高だよ、チキンにフォーカス当てて。
この写真にちなんで、こちらを紹介したい。
「インドよ!」東京スパイス番長(シャンカール・ノグチ/ナイル善己/メタ・バラッツ/水野仁輔)
ビリヤニが食べたくて行くと、ちょうどカウンターが空き始めたとこだった。「シャンカール・ノグチさん知ってる? 今、いたでしょう」とマスターが教えてくれた。
すみません「知りません」と答えると、「東京カリ〜番長知ってます?」と言うので、「聞いたことあります」と返答すると「カリー番長のスパイス番長だよ…」とカレー談義で盛り上がりました。
インドを愛する人たちが語るインド
聞いたことある「東京カリ〜番長」とは出張料理ユニットと説明されていたけど、
- シャンカール・ノグチ(インドアメリカン貿易商会3代目)
- ナイル善己(銀座の老舗インド料理店「ナイルレストラン」3代目)
- メタ・バラッツ(「アナン株式会社」2代目)
- 水野仁輔
の4名がメンバーで、先の3人はインドの血が流れている方のようです。マスターからノグチ氏を教えてもらった時、この本も紹介してくれました。
4名が各々、自分たちのルーツにまつわることや、みんなでインドを旅したことなど写真を交えて語ってます。その中で私がかなり印象に残った話が、メタ・バラッツ氏が綴った
インドには文化があり、歴史があり、広大な土地には豊富な資源がある。教育や歴史を積み重ねてきたインドには、技術や知識も豊富だ。今はITばかりに注目が集まるが、独立運動の大きな柱の一つとなったカディも、大事なインドの技術、文化資産だと思う。
という部分。
「カディ」とは手紡ぎ、手織りの完全なる手作り生地のこと。
とあり、要するに(極端な言い方をすれば)糸を紡ぐ紡ぐ仕事は誰でもでき、(インドは)豊かな資源に支えられ、自国の産業を確立することができる。産業があるということは、独立するための重要な要素なんだということ。
マスターからはカレー話の延長で紹介された本だったのですが、みなさん、カレーの話ばかりではないんです。結構真面目なことも多く語っていて、新しいモノの見方も教えてくれます。